「高気密高断熱にすると光熱費は下がる」とよく言われます。
ただ、設備費(初期費用)も高くなるため、本当に差が出るのか気になるところです。
高気密高断熱でも高いと言われる理由
まず、否定的な意見もあります。
・初期費用が高い
・全館空調や床暖房で使用量が増える
・太陽光や蓄電池がないと効果が見えにくい
たしかに、設備を多く採用すれば電力使用量自体は増えることもあります。
「高性能=必ず安い」とは言い切れません。
向いている家庭の特徴
効果が出やすいのは次のような家庭です。
・冷暖房を長時間使う
・家族人数が多い
・在宅時間が長い
断熱性能が高いほど、外気温の影響を受けにくくなります。
冷暖房負荷が大きい家庭ほど、性能差が電気代に反映されやすくなります。
年間でどれくらい差が出るのか
仮に一般的な住宅で年間5,500kWh使うとします。
高断熱仕様で冷暖房負荷が15%下がった場合、
5,500kWh × 15% = 約825kWh削減。
電力量単価を30円とすると、
825kWh × 30円 = 約24,750円/年。
あくまで一例ですが、年間2〜3万円の差は十分起こり得ます。
ここに太陽光発電があれば、昼間使用分をさらに相殺できます。
蓄電池があればピーク単価の時間帯を避けることも可能です。
判断前に考えるべきこと
確認すべきポイントは次の通りです。
・UA値などの断熱性能
・冷暖房方式(全館空調・床暖房など)
・太陽光発電の容量
・契約プランの単価
重要なのは「設備が多いか」ではなく、
最終的な年間kWhがどうなるかです。
設備が増えても、外皮性能が高ければ冷暖房負荷は抑えられます。
結論:差は出るが、条件次第
高気密高断熱住宅は、年間で数万円単位の差が出る可能性があります。
ただし、生活スタイルや設備構成によって結果は変わります。
本当に見るべきは、
「年間使用量(kWh)」です。
我が家もつい先日、高性能な一軒家を建てたのですが入居間もないため、今後年間データが揃い次第、実測値を公開していきたいと考えています。
実際の使用量・売電量・買電量を含めて、数字で検証していきたいですし、高性能な戸建てやオール電化、電力会社乗り換え等を検討されている方々の参考になれればと思います。

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