家づくりでよく出る疑問が、「オール電化とガス併用、結局どっちが安いのか?」という点です。
SNSでは意見が割れていますが、結論はシンプルです。安さは“設備”より“使い方”で決まります。
数字で整理していきます。
ガス併用のほうが高いと言われる理由
まず、ガス併用が割高に見える理由は次の3つです。
・電気とガスの基本料金が二重になる
・給湯コストが比較的高い
・光熱費管理が分かれやすい
ガス併用では、電気基本料金+ガス基本料金が発生します。さらに、ガス給湯器はその都度お湯を作る仕組みのため、単価ベースではエコキュートより高くなる傾向があります。
この固定費の差が「オール電化のほうが安い」と言われる理由の一つです。
オール電化のほうが高いと言われる理由
一方で、オール電化が高いと言われる理由もあります。
・冬の電気使用量が大きい
・単価上昇の影響を直接受ける
・停電時のリスク
暖房・給湯をすべて電気でまかなうため、冬は使用量が増えやすいです。仮に1,100kWh使い、単価が30円なら33,000円。ここに各種調整額が加わります。
ガス併用の場合は暖房や給湯をガスに分散できるため、電気使用量は抑えられます。
本質は「合計使用エネルギー量」
重要なのは、電気かガスかではなく、家全体でどれだけエネルギーを使うかです。
たとえば、
・オール電化:1,000kWh × 30円 = 30,000円
・ガス併用:電気700kWh(21,000円)+ガス12,000円 = 33,000円
これは一例ですが、断熱性能や家族構成で簡単に逆転します。
つまり「どっちが絶対安い」という答えはありません。
判断前に確認すべきこと
比較する前に、次の点を整理しておきましょう。
・住宅の断熱性能
・給湯方式(エコキュートかガス給湯器か)
・太陽光発電の有無
・契約プランの単価構造
太陽光がある場合、オール電化は有利になりやすいです。
一方、床暖房をガスで使いたい場合はガス併用が向くケースもあります。
設備の好みだけでなく、数字で想定してみることが重要です。
結論:安さは家庭条件で変わる
オール電化とガス併用、どちらが安いかは一概に言えません。
固定費をシンプルにしたいならオール電化。
エネルギーを分散したいならガス併用。
最終的な差は、
「年間で何kWh使うか」
「ガスをいくら使うか」
この合計で決まります。
感覚ではなく、使用量と単価で比較する。
それが後悔しない選び方です。

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